「怒らない技術」って!どうせ無理だよと思ってたけど、読んでみたらすごいためになった
朝方、まだ私が眠い時間に長男がトイレに行きたいと言いました。私はまだ寝ていたくて、1人で行ってと伝えますが、長男は泣きながら一緒に行こうと訴え続けます。眠い私はついて行くのが嫌でイライラして、無視を決め込みます。
口を開けば、きつい言葉が飛び出してしまうことがわかっていたので、なんとか口を閉めます。しかし、長男が泣いて泣いてし続けます。終いには夫が起きて長男と一緒にトイレに行ってくれたので収束しました。
モヤモヤを言葉にしてもらえると楽になる
感情的に言葉を口にしてはいけないとわかってはいるけど、止められないことが多々あります。ついキツイ言葉を口にしてしまって、あとから自己嫌悪に陥ってしまいます。そんなことの繰り返しです。
同じことを繰り返す自分に、私ってダメなやつ…と思うことが頻繁にあります。
「怒らない技術」という記事を発見して、どうせ無理なことばかり書いてあるんだろうなと思って読み始めてみると、意外に共感できる言葉があふれていたのでご紹介します。
【参考記事】実はカンタン! 「怒らない技術」10のコツ | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
私が共感した部分を抜粋します。
毎朝のことなのだから子供も理解しているはずだという思い込みや、「ウチの子ならできる」といった期待も含まれているだろう。
私は長男は1人でトイレに行けることを知っています。だから1人でいけるだろうという期待に、長男が応えてくれないことに怒りがこみ上げるわけです。朝のケンカはここに原因があったんだなと納得でした。
心の枠の大きさは、いつも同じとは限りません。機嫌が悪いときは枠がグッと狭くなり、普段なら笑ってやり過ごせることでも、腹が立ってしまいます。逆に、気分が良いときは心の枠も大きくなるため、細かいことに目くじらを立てることもありません
心の枠は伸び縮みすると日々実感する毎日です。昨日はこんなことで怒らなかったのに、今日はどうしてこんなひどいこと言ってしまったんだ!と後悔することが何度もあります。
イライラや怒りを感じる頻度は、接触回数の多さに比例し、怒りは上から下に流れるため、母親にとっていつも身近にいて、自分が産んで育てた子供は、イライラや怒りを特に感じやすい対象になりやすい。
私は人に対して怒りっぽい方ではありません。しかし、子育てをするようになって、自分はこんなにも心の狭い人間だったかと気づかされました。
でも子どもに対して怒りを感じやすいのはこういうメカニズムに沿ったものだったのですね。それを知るだけで少し気が楽になります。
怒りの8割は、相手のためを思ってのことではなく、怒りを相手にぶつけてスッキリしたいなど、自己満足のためです。
もうぐうの音もでないくらいにそのとおりです。すみませんと謝りたくなりました。
萎縮させてごめんね
私が寝ているときに次男がオムツにうんちをしました。次男はトイレでできることも多いのに、私が眠いときに限ってどうしてオムツにするんだとイライラしていました。オムツにする前に何度も何度もトイレに連れていっていたのに、結局オムツにしたのでイライラ倍増。
オムツを片づけて、着替えて、トイレでしようねと声をかけると次男はごめんね!ごめんね!と私を抱きしめます。そんなかわいい姿で謝罪している次男なのに、私はイライラがおさまらず無視してふて寝しました。
しばらくして、次男の様子を見に行くと、またオムツにうんちをしていました。いつもはうんちでたーと言いに来るのに、言いにさえ来ませんでした。私が怒り狂っていたので、言い出せなかったのでしょう。オムツかえなくていいの?と聞くといいのーと言っていました。
なんだかもう何やってるんだろうと思って、情けなくて、泣きながら次男に謝りました。怒ってしまって、萎縮させて、結局うんちがでたとも、トイレに行きたいとも言えなくしてしまったのは私でした。
私が泣きながら謝ると次男はいいよーと言って、よしよししてくれました。
怒り狂う私を私は好きになれない
私たち大人は子どもたちより、体が大きくて、態度もでかくて、えらそうで強いです。
だから私たちが怒ると子どもたちはたぶんすごく怖いんだと思います。女の人が男の人に大きい声で怒鳴られたら思わず萎縮しますよね。自分より大きなものから発せられる怒りは子どもにとって恐怖でしょう。
だから怒りはストレートにぶつけてはいけません。
怒ることが悪いことではありません。しかし、自分のイラっときた感情から言葉を武器にして子どもにぶつけることは、自分のイラっとを解消するためにすることであって、子どもを叱るということではないのです。
子どもたちは素直で優しいです。
私が怒るとすぐにごめんねと言って謝ってくれて、私がきつい言葉で怒ってしまった後に、ごめんねと謝るとすぐに許してくれます。
私は子どもにごめんねと言われても、ごめんねじゃない!と言い返して、すぐに許せません。子どもの方がずっと心広いです。子どもに見習うことがたくさんあります。
怒ってしまうのだからしょうがない!毎日のことだし、こんなもんでしょうと思うこともできます。子どもを怒ってしまうことは確かに日常ですから、深刻に考えすぎることはないと思います。
でも私は子どもたちに怒り狂う自分を好きになれません。だから、どうして自分は怒ってしまうのか。それを振り返ってみる時間も大切で、「怒らない技術」みたいなものも参考にします。
どうしたらイライラと付き合っていけるのか、知って、子どもにあたらないように努力をし続けます。
その方が、私が子どもに対して胸を張れますから。
子育ては自分育て。日々修行です。