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森のようちえん きらめき

大阪府和泉市で森のようちえんをつくろうとしたが、長男が拒否したため方針変更。 おうち森のようちえんを実践中

保育士のみなさん!今の環境、無理あるから!

「ほいくの王様」という漫画を読みました。かわいい絵柄だったので、保育士と子どものほっこりエピソード系の漫画かなと思って読み始めました。しかしなかなかハードな問題提起をしてくれるお話でした。

 

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保育園を経営する園長が「保育士ってのは親(ママ)の奴隷なんだよ」というセリフがあります。おおー確かにその通り。以下に園長のセリフ引用続きます。

 

どの親も子どものためと言いつつ求めているのはいかに自分が満足できる保育園か だ。保育士はいわばホスト、お客様(ママ)の要望を叶えるサービス業なんだよ!

子どもが一番好きな人はママだ。大好きなママが喜べば子どもも喜ぶ!ママに大サービスして何が悪い!

 未熟な保育士ほど子どものためにならないだのなんだの親の要望にケチをつけ、結果的に親の不満のツケが子どもの回る。それは本当に子どものためか?

 

 このようになかなか言いにくいことを的確についてきてて、考えさせられるセリフがたくさんありました。大好きなママを満足させる→子どもも喜ぶという理論は一理あるなと思わされました。

 

お遊戯会とか典型的です。子どもたちが演技するかわいい姿を見せて親を喜ばせる行事ですよね。子どもが毎日楽しければ、接待してくれなくてかまいません。

 

1人で20人みるとか不可能

 保育士は専門職で、親に子どもについてレクチャーする立場であるはずです。しかし、ここにあるように親の要望に応えることだけを優先するところはたくさんあるのでしょう。

 

なぜ保育士が親の要望に振り回される状況がうまれてしまうのかというと、親は潜在的に「先生はほんとうに自分の子どもを見てくれているのか?」という疑問を持っているからです。 


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3歳児になれば、先生1人に対して、20人以上の子どもをみることになる園が普通です。この状況がそもそもおかしいです。手厚い園では補助の先生をつけて、1人の先生に対して子ども10人の対応をしているところもあるかもしれません。

 

それでも1人で10人です。家で親は1人か2~3人程度の子どもをみるのが大変だと言っています。それなのに、先生は1人で10人です。親は「先生は忙しくて自分の子どもをしっかりは見てくれていないだろうな」と潜在的に思っています。当然そのように思ってしまう環境です。

 

だから平等を求めます。個別に対応することに対しての不満がうまれてしまうのです。自分の子どもをしっかりとみてくれてはいないだろうという環境の中で、個別の対応をとってもらえる子がいると、不平等だ!とすぐに訴えたくなるのです。

 


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しかし、子どもはひとりひとり違うもので、ひとりひとりへの対応は当然、全く違うものになるはずです。この一人対する大人数の環境がすべての元凶です。大人数を相手にする先生はどうしても平等を優先してしまいます。大多数の親を納得させるためです。

 

たとえば先生1人に対して子ども5人程度の環境であったとします。先生は毎日しっかり子どもたちに対応し、親の悩みにも耳を傾け、ひとりひとりに個別な対応をとることも可能でしょう。

 

全員に個別の対応をとることができ、親も先生は私の子どもをしっかりと見てくれていると満足感を得ていれば、たとえ他の子どもに個別対応していても何の訴えもでないでしょう。自分の子どももしっかりみてもらえているのだから、他の子どももそうするよねとなるのです。

 

このような記事をみつけました。

 

【参考記事】

集団保育になじめない娘。心配する母に保育園の先生がかけてくれた言葉【保育とわたし】 - スゴいい保育|保育の必要な未来といまの声を届けます

 

集団で生活するメリットはみんな自分とは違うということを知ることができることです。という内容でした。こんな素晴らしい対応をしてくださる先生もいます。しかしこの対応も大変なものだったと思います。大人数を相手にしていて、人員的に余裕がなければこの対応もできません。

 


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すばらしい資質をもった先生がたくさんいます。そんな先生であったとしても、1人で大人数を相手にせざるをえない状況では、ひとりをないがしろにしてしまう状況がうまれてしまいます。

 

保育士が辞めるのは保育士からの助けてのサイン

今、保育士不足が問題としてよく取り上げられます。自分はこのような保育をしたい、でもそれを許さない状況にあるというギャップに苦しんでやめていく先生も多いのではないでしょうか。

 

わたしは保育現場は規制緩和すべきだという意見に賛成です。保育所をたちあげようとすると国が課した様々な基準をすべてクリアしなくてはなりません。すると

 

保育所自体が増えない

   ↓

待機児童という問題が解決されない

   ↓

なんとかしようと

今ある保育所はたくさんの子どもを預かる

   ↓

先生が一人で多人数を

みなければならない状態で

余裕のない保育環境がうまれる

   ↓

親の不満がつのる

   ↓

保育士に不満をぶつける

   ↓

保育士は親への対応に疲れる

自分の理想の保育と

現実のギャップに疲れて辞めていく

   ↓

保育士不足の問題にも繋がる

 

無限ループですよね。まずは規制緩和すればいいのではと思います。そうして無認可の園が増えると、次に無認可の保育園で起こった子どもの事件のニュースが取り上げられるでしょう。無認可園は信用ならないと。

 


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そのニュースも無認可園のずさんな対応と銘打ったもので、どこまでが事実でどこまでが本当か判断がつきにくいです。メディアは言いたいことしか伝えないので、事実が曲がっているかもしれません。ほんとうに変な無認可園もあるかもしれません。

 

そこは親と園の信頼関係になってくるでしょう。親としっかりと信頼関係を結ぶことができる距離感を保てるのも少人数ならではです。素敵な資質と理想をもった先生たちが環境につぶされていくのはつらいです。

 

先生、いつも勉強してますか?

そんな先生たちには独立してもらって、小さな園で、子どもとしっかりと向き合う自分の園をつくってもらえたらいいなと思います。素敵な先生には必ず親も子どももついてきます。

 

この先生になら子どもを預けたい!と思えるそんな小さな園が無数にあれば、親は安心して働けて、子どもは毎日楽しくて、先生は子どもにも親にもしっかり寄り添うことができます。

 


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そうなれば素敵じゃないですか。理想は語っていきましょう。語ることさえ忘れたら何も生まれません。そんな小さなおうち園を実際につくることからはじめて、今も保育業界でさまざまな活動をしているNPO法人をご紹介します。

 

【参考HP】認定NPO法人フローレンス | 新しいあたりまえを、すべての親子に。

 

代表の駒崎さんは現状を変えるためにいろんな働きをしています。保育士の先生方も現状に疲れ、なげくだけでなく、さまざまな考え方を見て、とりいれ、勉強して、自分も現状を変えるために動いて欲しいです。

 

動くという最初の一歩は逃げるということです。

 

今の保育園の状態を変えるのは現状難しいと思います。だから逃げます。忙殺される前に逃げましょう。環境を、自分を置く場所を変えてみれば自分の保育ができるようになります。

 

自分の保育を追い求めることをやめて、今の苦しい状況に馴染んでいこうとするとき、子どもと距離がうまれ、親との対立がうまれるのではないでしょうか。

 


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何か違うな、ここにいたら自分のしたいことができなくなる、自分が疲れてしまう、そう感じたときは逃げましょう。今いる場所の状態を変えるのは難しいです。逃げて、新しい場所で自分ではじめる。それか自分の理想に近い場所をさがす。

 

保育士の先生たちが誰よりも楽しんで、生活をしている。そんな場所にわたしは子どもを預けたいと思います。

 

先生はいつも忙しそうで話しかけるのに気が引ける。子どものこんな些細なことを訴えるのは悪いな。モンスターペアレントと思われたくないな。親はそんな気持ちを抱えています。言うか言わないかです。

 

そんな場所では信頼関係を築けません。保育士のみなさん、逃げて、逃げて、自分が一番楽しい!毎日最高!と思える場所で子どもと向き合ってください。そうすれば、みんながハッピーです。よろしくお願いします!