堺自然ふれあいの森イベント 20161022
こんばんは。今回のイベントには久しぶりにきてくれたメンバーもいて、子どもたちはみんなテンション高めでした。では、写真をダイジェストで。
秋の虫、コオロギを捕まえて観察してその声を聴くことができました。そしてお昼を挟んで、ススキを使ってネズミを作るというプログラムを行いました。今まではお散歩をして、森の中を歩いてみるというのがお決まりでしたが、今回は参加者に妊婦さんがいらっしゃったので、森の館の周辺のみという形で行いました。
妊婦さんがいるためという名目でこのような形で行いましたが、これが私の長男にはすごく良かったようでした。長男は森の鬱蒼とした雰囲気が好きではないので、開けた原っぱと、思わず走り下りたくなる坂、安心できる森の館に囲まれて、安全を確認できるという安心感からか、最初から最後までテンション高めで友だちと走りまわっていました。
この森の館を拠点としてその周辺で過ごすという形には、他の子どもたちにも同じ効果があったようです。みんな思い思いに遊んでいて、森のレンジャーさんこさんが教えてくれる虫のことや自然のことに、興味があれば聞いて、興味がなければ、他でちがうことをしているという、自然で楽しい空間ができあがっていたように思います。これって私の理想に近い!と思いました。
虫や自然が好きで、それについて詳しくさんこさんに聞きたければさんこさんに教えてもらえる。それらに興味がなければ、自然の中でいっぱい友だちと遊べる。それを自分で選択できるという環境。それが好きです。
レンジャーのさんこさんも子どもたちに無理に話を聞くように接することはありません。興味のある子には寄り添って、教えてくれ、自然の中にはこんな面白いこともあるんだよと待ちの姿勢でいてくれる。子どもの発見には大きな反応を返してくれる。みんな、さんこさんが大好きです。そんなさんこさんが一緒にいてくれるという環境も堺自然ふれあいの森でのイベントの楽しみです。
お母さんたちも、子どもたちを見通しの良い場所で見ていられるので安心で、仲の良いお母さんたちの間で話にも花が咲いて、私は最高に居心地の良い時間だと感じました。
妊婦さんのためにと、このスタイルを導入しましたが、とても楽しい時間を得ることができました。これってすごく面白いことだと思います。森のようちえんでは自然の中をがっつり動き回りたいから、妊婦さんが参加するのは難しいです。というスタンスをとることもできました。しかし、そうせずに妊婦という体が動きにくいという方でも参加できるようにと配慮したことがきっかけで、みんなが楽しいスタイルを見つけることができました。ユニバーサルデザインということでしょうか。
ユニバーサルデザイン
障害のある人の便利さ使いやすさという視点ではなく、障害の有無にかかわらず、すべての人にとって使いやすいようにはじめから意図してつくられた製品・情報・環境のデザインのこと。
貴重な学びになりました。妊婦でも行きたいと言ってくれたAさん!来てくれてありがとうございました!!
次回は11月19日を予定しています。よければまた、きらめきに遊びにきてくださいね!